Anthropicが「Anthropic Academy」という学習プラットフォームで、AIコースを完全無料で公開しています。
「無料」というと、広告まみれのYouTube動画や、登録すると有料プランを勧めてくるやつを想像してしまいますが、これは違います。メール登録も不要、クレジットカードも不要。公式サイトにアクセスするだけで全コースが読めます。
このツイートが99,000回以上閲覧され、1,980件以上ブックマークされているのは、それだけ「本当に?」と思った人が多かったということでしょう。自分もそのひとりでした。
5つのコース、何が学べるか
現時点で公開されているコースは以下の5つです。
AI Fluency
AIの基礎リテラシー。「AIって何ができるの?」という段階から始まる入門コース。エンジニアではない人にも向けて書かれています。
API Development
Claude APIを使った開発ガイド。プロンプトの書き方から、実際のアプリへの組み込み方まで。
MCP(Model Context Protocol)
ツール連携の仕組みを学ぶコース。MCPを使うとAIにWebブラウザやファイル操作などを任せられます。
Claude Code
コーディングエージェントの使い方。ターミナルから自然言語でコードを書かせる方法を解説。
Enterprise Deployment
企業導入のベストプラクティス。セキュリティ・ポリシー・運用設計など、組織レベルでの活用を想定したコース。
AI Fluencyで基礎を学んで、API Developmentで実際に手を動かして、MCPやClaude Codeで自動化まで進む、という流れで読むと体系的に学べます。
「100万円相当」は誇張か
ツイートの煽り文句として「100万円相当」という言い方をしていますが、それは妥当な表現だと思います。
Udemyで同レベルのコースをまとめて受講すると、セール価格でも1コース2,000〜5,000円、通常価格なら2〜3万円です。5コースを体系的に学ぼうとすると、スクールや研修なら数十万円の世界になります。
同時期に起きていること
このタイミングで注目したいことが2つあります。
CodePathとの提携で75万人の学生に無料提供
Anthropicは同時期に、教育NPOのCodePathとの提携も発表しています。75万人の学生にClaude Proを無料で提供するという話です。Academyと合わせると、「AI教育を広く無料で」という姿勢が一貫しています。
OpenAIとの方向性の違い
OpenAIがChatGPT無料版への広告導入を検討していると報じられるなか、Anthropicは真逆の動きをしています。
どちらが正解かは分かりません。ただ、「Anthropicのツールを使える人を増やす」という意味では、こういう教育投資は長い目で見て合理的だと思います。Claude Codeを無料で学んだ人が、仕事で使うときにAnthropicのAPIを選ぶ、という流れです。
誰が読むべきか
正直に言うと、全コースが全員に刺さるわけではありません。
AI Fluencyは、AIを使ったことはあるけど体系的に学んだことがない人にとって、良い整理になります。「なんとなく使っている」状態から抜け出したい人向けです。
MCPとClaude Codeは、自分でも毎日使っているツールです。公式の説明は散らかっていて読みにくいことが多いので、コース形式でまとまっているのはありがたいです。Claude Codeを使い始めたばかりの人なら、このコースを読んでから使うと理解が深まると思います。
Enterprise Deploymentは、個人ではなく会社でAI導入を検討している人や、組織のAI担当者が読む内容です。
自分もやってみます
Claude Codeは毎日使っているのに、MCPの仕組みをちゃんと理解できているか、と問われると自信がありません。「なんとなく動いている」状態のまま使ってきた部分があります。
MCPコースとClaude Codeコース、順番にちゃんと読んでみようと思います。読んで気づいたことがあれば、また記事にします。
コースはこちらから:https://www.anthropic.com/learn
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